NPOボランティア体験プログラム

2003年に実施された、サンフランシスコNPOボランティア体験プログラム 参加者の感想です。プログラム実施中、参加者の方々に毎週提出していただいた「体験ジャーナル」より参加者一部の声を以下にご紹介いたします。

 
◆第1週目

                              天津絵美さん
 
あっという間の1週間だった。オリエンテーションから始まり、セミナー、ボランティア体験、ウォーキングツアーなど毎回、プログラム内容が盛りだくさんで充実していた。Caltransの、ボランティアの任務終了後にはに無料で広告看板を立てれる、というGive & Takeの形式には感心し、工夫されていると思った。今まで、アジア中心にゴミ拾いや田植えといった農作業を主とした海外ボランティアをしてきたのでUhuru Concessionの活動はとても新鮮だった。Festivalで出店を手伝いながら、生の英語で言葉のキャッチボールができたことがとても楽しかった。日米比較をするにあたって、政府のNPO団体への関心や資金援助に対して大きな差を感じた。
 
どちらかというと自分は頭でしっかり考えるよりも体を使って学んでいく方が好きなのだが、セミナーやゲストスピーカーなど、色々な人の話を聞くことでも新たな発見が出来たように思う。
 

吉田豊さん
 今週は数多くのNPOを歩き回り、実際に触れてみることができた。また、セミナーやゲストスピーキングもあり、実りのある話が数多く聞けた。正直頭は大変混乱している。話を聞くたびに、また実際に体験するたびに、思考は複雑に複雑にとなっていくからだ。これからのNPOはどうなっていくのか。アメリカはどうなるのか。世界は。日本は。歴史、現在に全て通じている歴史の偉大さ。コミュニティとの関係。なぜリーダーは1週間に10枚もTシャツを買うのか。それでもいつかは割り切れる日が来ることを期待したい。
 プログラムコーディネータが言っていた「楽しむmy life」とのバランスだ。初めてアメリカに来たが、バークレーは本当に本当に良い街だと思う。みんな良い人だし、何より音に対する愛情の深さを感じる。来週も頑張ります。
 

                               大塩真幸さん
  
私にとってはじめてのアメリカで、街を歩くだけでも見えてくるもの、感じるとこはたくさんあり、最初の1週間で、ここはアメリカだという実感、自分は日本人であるという実感がこみあがってきた。今ではすっかりひきつけられ、この国がとても気に入った。Jack London Squareのピースフルな絵も、バークレー、オークランド、サンフランシスコなど、街から流れてくる音楽に毎日包まれている、この感じも最高だ。
 1週間目のプログラムでは、体系的にNPOというものを学ぶ事ができた。ウォーキングツアーやボランティアに行く先々で、そこに携わる年代も抱える問題も様々な人々と直接話すことができて、「自分達でやろう」と、気持ちが高揚した。どんな歴史をみても、「人々が参加する」のは大きな力になる。そして、変えていく力というのは1人1人の中にあり、その中には楽しむということも、他の人をひきつける力もある気がする。一緒に来た5人ともっと楽しいチームになり、たくさん話して、たくさん笑って帰ることができたらいいと思う。

◆第2週目

上濱敦子さん
 
このプログラムも2週目に入ってくると、1週目とはまた違った視点や感情を持って毎日参加することができた気がする。そして、それらをもとに、NPOやボランティア、また個々の問題にメンバーで話し合う事ができた。
 今週行ったセミナーやボランティアでは、私がこれから学んでいかなければならない事、考えていくべき事を知ることができ、また自分の悩みを解決するヒントを得ることができた。1番興味のあった貧困問題でもメンバーの中には違った視点で貧困に対して考えていた人もいて、意見を交換し合えたこと、また、1日しかできないボランティアに疑問を持ち、それをお互いに消化しようと試みることができてよかった。日本に帰国してからも、このメンバー達が今回学んだ事をお互いの生活の中で活かし、再会した時にまた語り合いたいと思う。


               飯田美鈴さん
 
アメリカでの生活も慣れてきて楽しむ一方、疲れがたまって体が心に付いていかない日もあった。今週一番心に残っているボランティアはTibetan Aid Projectだ。製本作業から経典まで興味のあることばかりだった。全てがボランティアで成り立っている団体で、古い印刷機を使い、一つ一つ手作りで神聖に扱っている点が印象的だった。 一方、Food Not Bombsは対照的に音楽をかけながら、好きなときに来て、好きなものを料理するというラフな感じで、私も気負わずに楽に参加することができた。
 また、今週聞いたセミナーは自分を刺激してくれるような興味深いものばかりだった。自分の無知さを知るとともに、色々な視点から物事をみることができるように、もっともっと勉強したいと思った
 

川村智也さん
  
今週のプログラムでの衝撃はゲストスピーカから聞いた話だった。沖縄問題、国際協力、地域の発展、ホームレス問題など、様々な問題に対して矛盾、疑問があった自分に明るい光をくれた。やはり、すべての問題に対して結論は、平等、平和であり、それには勇気、愛が必要だと確信した。アメリカは少しの勇気を与えてくれ、平和の尊さを教えてくれた。

              
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