体験プログラム参加者インタビュー
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体験プログラム
杉野学さんプロフィール
愛知県出身 学生

NPOやボランティア活動歴は?
大学1年次に、自然教室センス・オブ・ワンダーで数ヶ月だけボランティアをしたこと
がある

プログラム参加の動機
今年は社会人スタートの年であり、今回の春休みが最後の長い休みをとれる機会なので、この機会にしかもただの娯楽で終わらせないで、自分の視野や分野を広げようと思ったため。

プログラムで一番印象に残っていること
ベイエリアのバークレーという街が全米でもどれだけ特別な都市であり、その「多様性」を意識した雰囲気を意識しながら町を歩き、2週間過ごせたことは、単なるツアーや旅行では味わえない貴重な体験だった。

プログラムを通して得たこと
プログラム中に何度も出てきた「コミュニティ」という概念は今まで意識してこなかった概念です。確かにそうして考えてみると、カナダでもコミュニティセンターやコミュニティカレッジなどがあり、アメリカの環境を紹介した本の中にもコミュニティという言葉がたくさん出てきました。日本でも今考えてみると、「学区」や「こども会」、「自治会」みたいなものがコミュニティに当たるのかもしれません。しかし、ここ何十年とコミュニティというものに関与したことや、意識したことがない環境に自分がいたということを実感しました。このプログラムでボランティアや何かの問題を解決するために、またMovementを起こす時に、どれだけコミュニティという単位が大切かを理解しました。

これからの目標
私の出身は愛知県であり、大学4年間は東京で、今年からは大阪で新たに社会人をスタートします。大学4年間は、自分はどこにも属していない、つまり東京は自分の地域ではないという感じで毎日を過ごしていました。地域コミュニティだけではありませんが、あらたな地域で自分のコミュニティをどこに見い出すかは、これから自分を成長させる上でも、また何かに対して貢献するという上でも大切になってくると思います。大阪で、自分のコミュニティを見い出すことがこれからの自分の目標です。

プログラムの参加は自分の将来を考える上で影響があったか
私は、ネットワークの大切さをいつも意識し、それを広げるために、昨年から様々なセミナーやシンポジウムに参加してきました。しかし、それはすべて自分の専門である環境関連のものでした。その中で例外的に参加したのが今回のボランティアプログラムです。このプログラムを通して、様々な考え方や生き方をしてきた人と出会え、自分を成長させる上でも刺激になりました。他の参加者3人の仲間、JPRNスタッフのあかねさん、いつこさん、またボランティア先でお世話になった方々から受けた刺激というのはすごく大きいものでした。ネットワークを広げるためには、自分の慣れた環境から、勇気をもって一歩外に出なければなりません。知らない環境で知らない人たちと過ごすのですから、それはとても神経のいることだし、疲れることでもあると思います。例えるならば、小学校や中学校でのクラス替えの1日目のようなものです。しかし、自分に刺激を与えるものに出会うこともなく、成長することはできません。なので、これからもネットワークを広げるためにボランティアや何らかの活動に積極的に参加していきたいです。

参加を考えているみなさんに一言
私は学生なので学生の方にしか言えませんが、学生にしかできないことをやってほしいです。私はその1つは休みを取れることだと思っています。この特権を使える時に使って、今でしかできないことをやってほしいです。このプログラムはその1つだと思います。