2.サンフランシスコ・ベイエリアでの反戦運動の現状
2001年1月3日 戦争に反対する日米ネットワーク*

 

    

8)KPFA(ラジオ局)など、オルタナティブの声を伝えるメディアの存在

 市民レベルの反戦運動を広め、情報を共有するインフラとして、インターネット以外にも、フリーペーパーや独立系のラジオ局などがあります。ベイエリアで知られる、KPFA(ラジオ)について紹介します。

 KPFAは1949年に平和主義者であり詩人でありジャーナリストであるLewis Hillによって設立。バークレーのマーティン・ルーサー・キング通り沿いにある。KPFAは全米で初のコミュニティがサポートするラジオ局。KPFAのミッションは、

-文化の多様性と多元的なコミュニティの表現を促す
-個人、民族、教義、有色人種間の耐久力のある理解に貢献する
-新聞、出版の自由を促し、様々な見解を提示する
-独立した資金源を持続する

 これらのミッションが反映されたプログラムが組まれている。中でもニューヨーク在住のジャーナリストのAmy Goodmanによる「Democracy Now!」は、アメリカと世界のデモクラシーを分析するプログレッシブな内容。9.11以降、アメリカのメインストリームのメディアが伝えない今回の戦争の背景、本当は何が起こっているのか、アメリカが何をしてきたのか、どうしてテロが起こったのか、移民の声、などを積極的に伝えてきている。

 KPFAが存在するお陰で、ベイエリアに住む私達はアメリカのプロパガンダに躍らされず、多面的な見解や情報を得ることができる。デモや反戦集会などの情報を積極的に流し、日米反戦ネットワークの金美穂さんのインタビュー、Tour of Shameの宣伝も放送された。




連絡先
日本太平洋資料ネットワーク(JPRN) 柏木 電話510‐891‐9045(ext48)
310,8th Street,Suite305,Oakland,CA94607
email: NoWarNetwork@yahoo.co.jp まで。

 

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