体験プログラム参加者インタビュー

杉本式子さんプロフィール
東京都出身 22歳 学生

 

 

NPOやボランティア活動歴は?
ホストファミリーとして留学生の受け入れ

プログラム参加の動機
大学院でNGO,NPOについて勉強し始め、教授に紹介されたから。

プログラムで一番印象に残っていること
サンフランシスコからフェリーでエンジェルアイランドへ行ったフィールドトリップが印象に残っています。そこには、1900年代初頭から日本や中国の移民の人たちが一時収容された移民局があり、当時の建物や中の様子がそのまま展示されていて、そこに刻まれた詩や文字を見て、移民の人々の歴史を深く考えることができました。サンフランシスコはアジア系の移民が非常に多いことに驚きましたが、その歴史というのは期待と苦悩、そして差別に満ちていたという事実をその場で突きつけられるような経験でした。

プログラムを通して得たこと
アメリカのNPOは、日本とは比べ物にならないほど何か進んでいる、というのがプログラム前の私の考えでしたが、今回のプログラムを通じ、組織の中にいる人と接してみて、「人」という面に注目した時、日本もアメリカもNPOの活動に携わる人の気持ちやミッションというのは基本的には変わりはなく、日本の中でも、こうした人々を生かす場としてNPOや市民活動は今後の活動の展開に期待できるのではないかということを考えました。

これからの目標
私自身、まだNGOやNPOに就職したいという気持ちはありませんが、もし、企業などに就職しても、土日などの時間を利用して、こうした社会的な活動に関わっていきたいと思います。

プログラムの参加は自分の将来を考える上で影響があったか
YES。まずは、大学での自分自身の研究テーマにおいて、「市民の立場から」ということを意識して物事を考えるようになりました。将来的なことでは、今現在では、NPOやNGOに就職したいとか具体的なことは考えていません。しかしながら、就職先が企業、行政、その他の機関であれ、今後はNPOやNGOとパートナーシップを結んで仕事を進めていくことは間違いありません。こうしたことから、そういった市民活動と結びついた仕事で、なおかつ自分も興味がある、環境、防災、まちづくりといったような分野での就職を意識するようになりました。

参加を考えているみなさんに一言 
「百聞は一見に如かず」とよく言われますが、NPOについて深くは知らなくても、体験するということは、ずっと簡単で多くのことを学べると思います。それで、もし興味が湧いたら自分で勉強すればいいと思います。このプログラムは全般的に様々な活動が網羅されているので、自分の興味関心が決まらない人にもいいと思うし、また、これというものを持っている人にとっても新たな興味や関心を見つけさせてくれる、そんなプログラムだと思います。今までNPOやボランティアに全く関わったことがない人にも、大きな一歩として是非踏み出してほしいなと思います。